現象の観測|整っているのに印象に残らない発信
発信を続けている中で、
量もあり、内容も整っているのに、
なぜか印象に残らない場合がある。
一つ一つの記事はしっかりしている。
分かりやすく、丁寧に書かれている。
それでも、
この人は何をしている人なのか
どういう視点を持っているのか
が見えにくい。
また、
発信の方向が少しずつ変わっていき、
最初に何をしていたのか分かりにくくなることもある。
このとき感じるのは、
立ち位置が弱くなっている状態
である。
では、何が起きているのか。
なぜ起きるのか(構造)|選択と視点が分離している
この状態を見ていくと、
「選択」と「視点」が分離している
ように見える。
例えば、
その場ごとに求められているテーマを選び、
分かりやすい形で発信している場合、
一つ一つの内容は整う。
しかし、
その中に「どう見ているか」が含まれていないと、
発信はつながらない。
また、
反応の良い内容に寄せ続けると、
選択は評価に引っ張られる。
このとき、
選択はあるが、軸が見えない状態
になる。
ここで起きているのは、
発信が“点”として存在し、
流れとしてつながっていない
という状態である。
平面と立体の違い|点としての発信と流れのある発信
平面では、
一つ一つの発信が独立している。
その場で役に立つかどうか、
分かりやすいかどうか。
これで評価される。
この場合、
短期的には反応が得られることもある。
しかし、
発信同士がつながらないため、
全体としての印象は残りにくい。
一方、立体では、
発信が時間の中でつながる。
過去の発信と現在の発信が重なり、
そこに一つの流れが見える。
ここでは、
何を書いたかだけでなく、
どう見ているのか
が重要になる。
この違いによって、
立ち位置の強さに差が生まれる。
立ち位置に回収|視点が見えないと積み上がらない
では、立ち位置が弱くなるとはどういうことか。
ここで一つの視点がある。
それは、
「視点が見えなくなっている状態」
である。
情報はある。
内容も整っている。
しかし、
その人が何を見ているのか、
何を大切にしているのか
が見えない。
このとき、
発信は存在していても、
積み上がっていない状態になる。
また、
評価に合わせて方向を変え続けると、
選択はあるが、
基準が外にある状態になる。
ここで感じるのは、
立ち位置が弱くなるのは、
能力の問題ではなく、
視点と選択がつながっていない状態
なのではないか、ということである。
私自身も発信を続ける中で、
うまく書こうとしたときや、
反応を意識しすぎたときの方が、
後からつながりにくくなる感覚を持ったことがあった。
結論は断定しない|立ち位置はなぜ弱くなるのか
立ち位置が弱くなる原因を一つに定めることは難しい。
ただ観測していると、
視点が見えない発信や、
評価に寄りすぎた選択は、
積み上がりを弱くする傾向があるように感じられる。
その中で、
何を選び、
どう見ているのか
この2つがつながっているかどうかが、
立ち位置に影響しているのかもしれない。
発信があるかどうかではなく、
つながっているかどうか。
その違いが、
少しずつ形として現れているように感じられる。
もう少し、この流れを観測してみたいと思う。