現象の観測|同じ発信でも印象に差が出る
同じように発信を続けているように見えても、
時間が経つと、立ち位置がはっきりしてくる人と、
そうでない人がいる。
内容は整っている。
発信の量も変わらない。
それでも、
この人はこういう人だと分かる場合と、
何をしている人か分かりにくい場合がある。
この違いはどこから生まれているのか。
立ち位置が『強くなる』とは、どういう状態なのか。
なぜ起きるのか(構造)|選択と視点の重なり方の違い
この違いを見ていくと、
「選択」と「視点」の重なり方に差がある
ように見える。
発信の内容やテーマは似ていても、
そこにある視点が異なる。
例えば、
同じ出来事について書いていても、
ただ情報をまとめている場合と、
そこに自分の考えや違和感が含まれている場合では、
受け取られ方が変わる。
また、
テーマが同じでも、
毎回違う切り口で発信している人と、
似たような構成を繰り返している人では、
全体としての印象が変わる。
ここで見えてくるのは、
立ち位置は『何を書いているか』だけでなく、
『どう見ているか』によって強くなる
という点である。
平面と立体の違い|点としての発信と流れとしての発信
平面では、
一つ一つの発信がそのまま評価される。
内容が良いかどうか。
分かりやすいかどうか。
この場合、発信は“点”として見られる。
一方、立体では、
発信が時間の中でつながる。
過去の発信と現在の発信が重なり、
そこに一つの流れが見えてくる。
例えば、
同じテーマについて書き続けている場合でも、
その人の視点が一貫していると、
全体として一つの方向が見える。
ここで重要なのは、
視点が積み上がることで、
発信が“線”や“面”として見えるようになる
という点である。
立ち位置に回収|視点が積み上がると強くなる
では、立ち位置が強くなるとはどういうことか。
ここで一つの視点がある。
それは、
「自分の視点が積み上がっているか」
という問いである。
情報を発信することはできる。
整った文章を書くこともできる。
しかし、
何をどう見ているのかが見えない場合、
積み上がりは弱くなる。
一方で、
自分の感じたことや考え方が含まれている場合、
発信は少しずつつながっていく。
ここで感じるのは、
立ち位置が強くなる人は、
視点を変えずに続けているのではなく、
視点を持ったまま変化している
ということである。
私自身も発信を続ける中で、
うまく書こうとしたときよりも、
自分の考えをそのまま書いたときの方が、
後からつながる感覚を持つことがあった。
結論は断定しない|立ち位置はどう強くなるのか
立ち位置が強くなる条件を一つに定めることは難しい。
ただ観測していると、
発信の量や技術だけでなく、
どのような視点で見ているのか
が、積み上がりに影響しているように感じられる。
その中で、
何を選び、
どう見ているのか
この2つが重なることで、
立ち位置は少しずつ強くなっていくのかもしれない。
外から作るものではなく、
内側から積み上がるものとして。
もう少し、この流れを観測してみたいと思う。